「みむろ杉 純米吟醸 山田錦」ご神体の伏流水で醸す奈良の酒

今回は、奈良県桜井市大字三輪で1660万治3創業の今西酒造「みむろ杉 純米吟醸 山田錦」です。現在の今西将之で十四代目、361年もの歴史がある今西酒造ですが、酒蔵の所在地をあえて最後まで記したのには理由があります。

今西酒造について

三輪という地名で真っ先に浮かぶのは「三輪そうめん」だと思いますが、日本最古の神社と言われる「大神神社(おおみわじんじゃ)」があるのがこの三輪で、ご神体は三輪山です。また、大神神社の敷地内には摂社として活日(いくひ)神社があり、そこは日本書紀にも名前がある「高橋活日命(たかはしいくひのみこと)」という酒の神様が祀られているのです。そういうこともあってか、酒蔵の軒先にある「杉玉」(写真)作りは、大神神社が一手に行っていて、全国の酒蔵に送られています。

前置きが長くなりましたが、大神神社の参道近くに蔵があり、その三輪山の伏流水を仕込水に使っているのが今西酒造というわけです。ご神体から湧き出る水ですから、まさに神の水ですね。そのせいか、「みむろ杉」や「今西」などの銘柄は安定した美味しさです。値段も手ごろなので、おススメの銘柄でもあります。

「みむろ杉 純米吟醸 山田錦 吉川産」

兵庫県吉川産山田錦100%使用で60%精米です。吉川は山田錦の特A産地ですので、なかなか手に入らない貴重なものです。控えめな香りにやわらかい口当たり、甘味も控えめですが、旨味があり、最後に少し苦みを感じてキレていきます。

今西酒造は、ドメーヌ蔵として知られる「せんきん」とコラボ酒を出すなど、自らもドメーヌ化を進めています。ですが、吉川産山田錦などを使うことで地元の山田錦との差を実感するということのようです。ドメーヌに関してはまだ道半ばという感じでしょうか。

三輪には、卑弥呼の墓と言われている「箸墓古墳」などもあって、観光しても愉しめるところです。蔵見学ができるようになったら、ぜひ伺いたいです。

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