「百楽門 万里 純米吟醸」地元米で醸したスッキリ酒

今回は、奈良県御所市で1887(明治20)年創業の葛城酒造「百楽門 万里 純米吟醸」です。

葛城酒造について

「睡龍」「初霞」などを醸している奈良県宇陀市で元禄15年創業の久保本家から分家して久保酒造を設立したたのが明治20年で、1973(昭和48)年12月に名称変更で葛城酒造となりました。現在は、奈良県神社庁の新誉祭用の濁酒を、約500年前に奈良県の正暦寺で発明された醸造法「菩提もと」で醸し、納めているそうです。その一部は購入できるようですので、近くにお住まいの方はいいですね。

「百楽門 万里 純米吟醸

奈良県産露葉風100%使用で50%精米です。香りは控えめです。口に含むとスッキリ感と米の旨味、わずかに苦みがあります。甘味はほとんどありません。キレはいいです。

「日本酒発祥の地」のひとつ奈良県の根拠となっている正暦寺の菩提もとを使って醸していることで、歴史感はありますね。ただ、なかなか今風の味わいを出すのが難しいのが難点となっています。頑張ってほしいです。

フォローお願いします。