「八咫烏純米樽酒 たる樽カップ」吉野杉の香りを愉しむカップ酒

今回はふたたび「ワンカップシリーズ」第15弾、奈良県吉野郡吉野町で1868明治元年創業の北岡本店「八咫烏純米樽酒 たる樽カップ」です。

北岡本店について

奈良県南部、吉野熊野国立公園の入り口、ひと目千本と詠まれた桜の名所「吉野」に酒蔵があります。江戸時代の初め頃、(約400年前)吉野は山林労働に携わる人たちが一泊する宿場町として、また大和から伊勢、熊野に抜ける交通の要として栄えていました。北岡本店はその宿場町の中心地に店を構え、創業者惣兵衛は古金屋(換金、手形の取扱い)を営んでいたといい、七代目になって惣十郎が明治元年(1868)酒、醤油、油造り等の事業を一本化し、酒造業専業に切り替えたそうです。

「八咫烏純米樽酒 たる樽カップ」

国産米100%使用で68%精米です。米は明らかになっていませんが、酵母は協会701号と記されています。地元・吉野産の杉で作られた樽で純米酒を保存したもので、杉の香りが爽やかです。樽酒にありがちな、やや辛口のスッキリ酒です。常温からぬる燗がおすすめとありますが、温めると香りが強すぎるかもしれません。

八咫烏は日本サッカー協会のシンボルにもなっている三本足のカラスです。神武天皇の東征時に道案内をされたとされ、奈良県の神武天皇を祀る橿原神宮の交通安全のお守りにも使われています。北岡本店では同じ奈良県ということでこの「八咫烏(やたがらす)」を酒名に使っているということです。

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