「勝鹿 純米吟醸酒」流山の古の地名を冠した酒

今回は、千葉県野田市で1872(明治5)年創業の窪田酒造「勝鹿 純米吟醸酒」です。

窪田酒造について

わずか30石の酒造りを行っている蔵ですが、メインで造っているのは「流山ほんみりん」です。佐原の馬場本店酒造と同様に「みりん」の利益があるので日本酒が醸せるという具合だそうです。私がいつもの杉浦酒店を訪れた時にたまたまいらしたのが次代の蔵元となるのだと思われる窪田達成さん。出羽櫻酒造で2020年から23年まで修業されていたそうです。音楽大学出身で、しばらく楽器を吹く公務員として勤めていたため30歳での酒造りスタート。とても控えめな感じが印象的でした。

「勝鹿 純米吟醸酒」

ふさこがね100%使用で55%精米です。純米吟醸ですが、若干古酒っぽい風味があります。その他はあまり主張がなく、すっきり系の味わいです。

「勝鹿」は万葉集にも出てくる地域の名で、現在の葛飾区ではなく、千葉北西部を指す北葛飾郡のことを言います。京成線でも葛飾(現在は京成西船)という駅がありました。そんなことで購入してみたわけです。

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