「甲子 立春朝搾り 純米吟醸 生原酒」フレッシュでジューシーな酒

今回は、千葉県印旛郡酒々井町で江戸元禄年間(1688年~1703年)に創業の株式会社飯沼本家「甲子 立春朝搾り 純米吟醸 生原酒」です。

飯沼本家について

メイン銘柄は「甲子正宗」です。最寄りの南酒々井駅を誘致するなど歴史ある蔵元によくある、代々伝わる地元の名士蔵です。

「立春朝搾り」とは

酒名にあるように、2月4日の立春の朝に搾りますが、立春は旧暦で正月に当たり、節分で豆をまくのは鬼を退散させて清らかに新年を迎えるためということです。かつては、寒造りした酒を立春に神社に奉納してお祓いをしてもらい、それを近隣の人たちと呑んで一年の無事を願うというようなことだったようですが、新年を祝う酒をその朝に搾り、その日のうちに消費者に提供するというのは日本名門酒会が平成10年から始めたそうです。文字にすると簡単に感じますが、立春の朝搾るために、そこに味のピークを持っていかないといけないので、相当な手間と計算が必要になってきますね。

「甲子 立春朝搾り 純米吟醸 生原酒」

麹米に山田錦50%精米、掛米に五百万石55%精米を使用し1801酵母で醸しています。フレッシュで爽やかな口当たりにガス感、酸味、甘味はほとんど無くジューシーで美味しいです。キレもいいですね。

立春朝搾りはどれにしようと、毎年思うのですが、さわやかな味わいは同じなので、出合ったところで購入しています。当たりが多いですね。

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