「黒牛 純米吟醸 雄町」意外や意外のスッキリ雄町

今回は、和歌山県海南市黒江で1866(明治5年)創業、名手酒造店「黒牛 純米吟醸 雄町」です。

名手酒造店について

海南市は和歌山県の北部、大阪の泉南に比較的近く、海南駅から西に海のほうに向かったところにあります。比較的行きやすい和歌山県ですね。蔵内井戸から湧き出る万葉黒牛の水を仕込水に使い、地元酒は「菊御代」です。平成2年から純米酒「黒牛」を醸し始めて、現在は95%が純米酒という純米蔵となっています。「黒牛」という酒名は、昔、入り江になっていたこの地に黒い牛の形をした岩が浜辺にあったため、万葉集で「黒牛潟」と詠まれ、そこから「黒江」という地名になったことから付けられました。

「黒牛 純米吟醸 雄町」

雄町100%使用で50%精米です。アルコール度数は17.5度と高めですが、それほど甘くなく、香りもほどほどの呑みやすい雄町です。黒牛のラベル通り、以前はもう少しガツン系だったイメージがありましたが、これはそうでもなく、スーッと流れていく感じでした。開栓2日目というのが影響しているかもしれません。

 

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