「新政」立春搾り酒

今回は、全国で立春の日にだけ絞る酒があるのですが、そのなかで本日呑んだのが、秋田県「新政」の新春搾り酒です。

2019年の立春は2月4日。立春は旧暦の正月ということで、中国人が大挙して来日していますが、酒蔵ではその日だけ搾ったお酒を統一ラベルで出しているのがこちらです。搾り上がりが2月4日と決まっているので、できあがりが早すぎたり遅くなったりしないいような管理と微妙な調整が必要です。「大吟醸より神経を使う」という杜氏さん泣かせのお酒だということですが、それはそうですね。

「新政 純米 生原酒 平成三十一年己亥二月四日」です。使用米等は秋田県産米ということで「新政」的には間違いないお米だと思われます。

味わってみますと、フルーティな香りはあまりなくて、普通の日本酒感のなかに「新政」的な酸と旨味、甘味があるという感じでした。全般的に今の「新政」なのですが、もしかしたら普通酒の「新政」に近い感じなのではないでしょうかというとわかりやすいでしょうか。昔からある普通酒の「新政」は呑んだことはないのですけど。

たまたまこのラベルの新政をいただきましたが、立春に全国の日本酒蔵が一斉に絞った酒を出荷するのですから、ワインで言う「ボジョレー・ヌーヴォー」的なイベントが行われてもいいのではないかと思いました。

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