「鼎」飲んだ人を笑顔にする長野県の酒

今回は、長野県上田市で1958(昭和33)年創業の信州銘醸です。歴史は浅いですが、上田市の前身である丸子町で1834年創業の「桝屋」が同じ町内の3つの蔵と合併して信州銘醸となったことからです。長野県産酒米、アルプス酵母、全国有数の黒曜石の産地、和田峠に湧き出る超軟水の黒曜水と依田川伏流水を使って醸す主力銘柄は「喜久盛」「瀧澤」「梁山泊」「黒耀」「醲献(じょうこん)」などとなっています。

こちらは「鼎(かなえ」純米吟醸です。長野県産美山錦100%使用で55%精米です。美山錦はあまり甘くならないのですが、これは甘いです。その技術力はさすが地元蔵といったところですね。キレイに仕上がっています。

「鼎」とは、3つの足で支える器ということで、数字の「3」の代わりに使われることがあります。3人で座談会をするときなどは「鼎談」と言われますね。このお酒も東京農大出身の3人の蔵人を中心に醸されたということで名付けられたということです。

ラベルの「鼎」は擬人化されているようで、目の字が笑顔になっています。このお酒を呑んで笑顔になってほしいという願いということですが、このキレイな甘味は飲んだ人をほっこり幸せな笑顔にさせてくれますね。

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