「ソガ・ペール・エ・フィス」日本産シラーを使ったワイン

今回は久しぶりの「ソガ・ペール・エ・フィス」ですが、本業のワインです。カクトウ農園によるシラー種で醸した「クロ・ド・カクトウ・シラー2017」です。日本ワインで、それも日本で栽培されたシラー種で醸されたワインはまだまだ少ないので、どんなものかと試してみました。もちろん小布施ワイナリーなので、安心して試せるわけですけどね。

裏ラベルの細かい説明によれば、カクトウ農園は小布施ワイナリーにごく近く、収穫タイミングなどを綿密にやり取りして行っているそうです。

実際に開栓してみると、フランス・ディアム社のコルク栓についた香りは確かにシラーです。色合いはやはり外国産シラーの黒に近い赤に比べると若干淡いですね。冷蔵庫に保存していたため、最初はかなり控えめな香りです。フレンチオーク樽で熟成されたということで、後口に樽の香りを感じます。

以前、小布施ワイナリーのカベルネメルロを味わいましたが、そちらの本格的な味わいに比べると軽めの「ジャパニーズ・シラー」という感じです。「清楚で可憐」とラベルにもありますが、重くなくて軽くスパイシーでタンニンを感じたい人ってけっこういると思うんですよね。外国産のシラーが苦手な人で少しブルーなチーズが好きな人にはいいのではないでしょうか。

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