「王禄」全品無濾過、マイナス温度で保管する島根県の酒

今回は、島根県松江市東出雲町で1872(明治5)年創業の王禄酒造です。仕込み水は「黄金井戸」と呼ばれる自然湧水。生産量が少なく、全品無濾過で即瓶詰して全量冷蔵コンテナでマイナス温度で保管しています。おまけに特約店でも品質保持のため、-5℃の冷蔵庫で保管して(させて?)いるというこだわりようです。

「超王禄 無濾過中取り」富山県産五百万石100%使用で60%精米です。一つのタンクで5種類の酒を取り分けているということで、☆の数が多いほど量が少ないそうです。こちらは☆5つなので最も量が少ない120本限定の中取り。ピリリとガスを感じたあとは重みのある旨味、ほんのり甘味を感じます。島根県や鳥取県の酒は若干重たいイメージがありましたが、こちらは重さの中にも少し軽めのある味わいです。もともと「超辛純米」という名だったのを「超王禄」と変えたくらいですから、日本酒度は+9.6と高めです。

同じ「超王禄」でも全量東出雲町産山田錦使用の物が数本あるそうです。しかし、全国でも34店舗しか取扱特約店がありませんので、それに巡り合えたら宝くじに当たったようなものですね。一期一会で巡り合いたいものです。

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