「東鶴 純米酒 ワイン酵母仕込み 生」酸が美味しい純米酒

今回は、佐賀県多久市で1830(天保元)年創業の東鶴酒造「東鶴 純米酒 ワイン酵母仕込み 生」です。

東鶴酒造について

1830年創業ですが1989(平成元)年に休業、2009(平成21)年に現蔵元の野中保斉社長によって、家族での酒造りを再開しました。多久市は佐賀県のど真ん中にあり、仕込水はいままで10メートルの深さだった井戸を100メートルの深さまで掘り下げて取水した、多久の山々から流れ込む伏流水。柔らかくスッキリした味わいの良質な軟水です。仕込みには蔵に眠っていた古い道具と現代の道具の両方を使っているということです。

「東鶴 純米酒 ワイン酵母仕込み 生」

山田錦100%使用で60%精米です。ワイン酵母仕込で、山田錦のフルーティな香りが華やかになっており、口に含むと酸が若干のガス感とともにブワーっと来ます。その刺激を味わいながら現れる甘味とのバランスがとても爽やかで、うっかり呑み進んでしまいます。晴れた屋外で呑みたい感じですね。

2019年の台風で被害にあい、クラウドファンディング等で蔵を再建、酒造りを再開し、さまざまなチャレンジを続けられている東鶴酒造です。このワイン酵母仕込もとても上手く仕込んでいると思います。期待の蔵としてオススメです。

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