「雨垂れ石を穿つ 十年の結実」地元産山田錦で醸す酒

今回は、滋賀県高島市勝野で寛延年間 (1748~51)創業の福井弥平商店「萩乃露 特別純米 十水仕込 雨垂れ石を穿つ 十年の結実」です。

福井弥平商店について

琵琶湖の西を走る湖西線の近江高島駅に近く、近隣には朽木スキー場や少し行くとびわ湖バレイスキー場などがありますので、冬はけっこう冷える土地柄なのだと思います。寒暖の差が激しく、銘水のひとつ、比良山系の伏流水を使って仕込む日本酒の味には定評がありますね。メイン銘柄の「萩乃露」の名は創業当時の藩主から、蔵元に近い勝野が浜に群生する萩にちなんで命名を賜ったと伝えられているそうです。

「雨垂れ石を穿つ 十年の結実」

滋賀県高島市産山田錦100%使用で60%精米です。南国フルーツのような香りに、ほんのり苦味を含んだ酸味と甘味、余韻を残しながら心地よく喉を流れていきます。

「十年の結実」とは、「雨垂れ石を穿つ」が生まれた平成25(2013)年から十年を経た令和5(2023)年に、滋賀県高島市産山田錦で醸す「雨垂れ石を穿つ」が誕生したということです。江戸時代の醸造方法「十水仕込」によるこの酒を、ぜひ味わってみてください。

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