「広島錦」幻の酒米を復活させた記念酒

今回は広島県東広島市で1873(明治6)年創業、賀茂鶴株式会社の「広島錦」です。その名となった酒米「広島錦」は昭和初期に誕生し、広島を代表する酒米として期待されましたが、約160cm にもなる背の高さや、籾が落ちやすいといった栽培の難しさから、幻の酒米となっていました。

それが、1918年に賀茂鶴株式会社となってから100周年をむかえ、広島にこだわった記念酒ということで幻の「広島錦」の復活を試み、県内の農家の協力でそれが実現しました。その広島錦100%を賀茂鶴酵母(協会5号酵母)で醸したのが「純米酒 広島錦」です。

一般的な賀茂鶴のイメージとは異なり、フルーティな香りと甘味が感じられます。技術の裏付けがある会社で、さすが100周年記念酒といった感じです。

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