「山形正宗 夏の純米 昼の部」間違いない毎年の定番酒

今回は、山形県天童市で1898(明治31)年創業の水戸部酒造「山形正宗 夏の純米 昼の部」です。

水戸部酒造について

水戸部酒造は全国的に有名な山形県の「山寺」を源流とする水を使用していますが、これが硬度120という硬水です。WHO(世界保健機関)の基準では、硬度が120mg/l以下を「軟水」、120mg/l以上を「硬水」といいます。 米が溶けにくい硬水を使う蔵は全国でも少ないですが、「川鶴」「風の森」なども硬水使いの蔵です。

メイン銘柄は「山形政宗」で、全量純米仕込み、自社田で作った酒米を使用した「ほぼドメーヌ蔵」となっています。「ほぼ」というのは、兵庫県産「山田錦」、岡山県産「雄町」などを使用するものがあるからですね。

「山形正宗 夏の純米 昼の部」

山田錦100%使用で60%精米です。アルコール度数は16度ですので、比較的低アルコール度数が多い夏酒のなかでは高めです。それがこのお酒のキレを生み出しているわけですが、夏酒なので香り控えめながら、フルーティで軽やかな甘味、切れ味スッキリです。今くらいの暑くなり始めの時期にはピッタリな味わいですね。

いつもながら、いい味わいの山形正宗です。「夜の部」も気になりますけどね(笑)

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