「山形正宗 純米吟醸 うすにごり」正月は久々のこのお酒

みなさん、明けましておめでとうございます。

今年こそ、マスク無しのふつうの年になりますよう心より願っています。

さて2023年一発目は、山形県天童市で1898(明治31)年創業の水戸部酒造「山形正宗 純米吟醸 うすにごり」となっております。

水戸部酒造について

水戸部酒造は全国的に有名な山形県の「山寺」を源流とする水を使用していますが、これが硬度120という硬水です。WHO(世界保健機関)の基準では、硬度が120mg/l以下を「軟水」、120mg/l以上を「硬水」といいます。 米が溶けにくい硬水を使う蔵は全国でも少ないですが、「川鶴」「風の森」なども硬水使いの蔵です。

メイン銘柄は「山形政宗」で、全量純米仕込み、自社田で作った酒米を使用した「ほぼドメーヌ蔵」となっています。「ほぼ」というのは、兵庫県産「山田錦」、岡山県産「雄町」などを使用するものがあるからですね。

「山形正宗 純米吟醸 うすにごり」

山形県産出羽燦々100%使用で50%精米です。硬度120の硬水で仕込む山形正宗は、シャープな味わいが知られていますが、こちらは南国果実風の香りにフルーティでキレがある控えめな甘味に酸味と若干苦みがあります。以前はグレープフルーツジュースのような少し苦みのある味わいだったのですが、ちょっと違いますね。おせちに合います。

やはり新年の酒には甘ったるくないものを選びたいと思っています。その希望に合った美味しい酒です。

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