「天の戸」12年古酒と夏田冬蔵、どっちが好みですか?

今回は、秋田県横手市の浅舞酒造「天の戸 純米大吟醸 古酒12」と「純米大吟醸 夏田冬蔵」です。「天の戸」とは神話で知られる「天の岩戸」のことで、ラベルなどに勾玉 (まがたま)があしらわれる由縁ともなっています。「天の岩戸」は秋田県にあったわけではないんですけどね。

ということで、まずは「天の戸 純米大吟醸 古酒12」から。JA秋田ふるさと平鹿町酒米研究会産美郷錦100%を40%精米で醸した純米大吟醸の12年古酒でアルコール度数は16度、琥珀色の見た目はウイスキーですね。香りもブランデーのように甘めでトロッとした味を想像させますが、口に含むとサラっとしていて、意表を突かれます。ですが、深みのある味わいは想像どおりです。

まあ、日本酒の古酒はあまり好みではないので、天の戸ならこちらの「夏田冬蔵」のほうがいいですね。

「純米大吟醸 夏田冬蔵」秋田県産秋田酒こまち100%使用で40%精米です。自社酵母使用でフルーティな香りにほんのりガス感、ほんのり甘味にスッキリ旨味に軽い酸味の「秋田酒こまち」らしい味わいで美味しいです。

私はスッキリ目が好きなので夏田冬蔵派ですが、寒い冬の夜にこたつでゆっくりという人には古酒がいいかもしれませんね。お燗もいいと思います。

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