「十九 Peacock(十八)」十九なのに十八な酒

今回は、長野県長野市の尾澤酒造場「十九 Peacock(十八)」です。なぜ「十八」なのか? 蔵元の説明文を引用させていただきます。

「孔雀は古代から益鳥として尊ばれていたことから、疫病や災厄除けとして神格化されたのが孔雀明王です。また、大宇宙最高の仏様、阿弥陀如来の四十八願。なかでも十八番目の本願である十八願に本心がお約束されています。
その人の最も得意とすることを、「十八番(おはこ)」といったり、プロ野球のエースナンバーが「18」であるのも、ここに由来しているとも言われております。 その本願は、漢字三十六文字で誓われていますが、今日の言葉で訳すなら、「すべての人を、必ず助ける、絶対の幸せに」となります。(尾澤酒造場 説明文より)
製品の本名は「十九」のようですが、新型コロナの状況を鑑みて、すべての人を助けてくれることを祈願して「十八」を付けたということですね。
ちなみに、エースナンバーが「18」なのは巨人軍だけじゃないですかね。西武の松坂やかつての田中マー君も18ではありますが・・・。
とにもかくにも「十九 Peacock(十八)」長野県産美山錦100%使用で45%精米です。そして「蒸し燗火入れ」という、お湯ではなく蒸気で火入れを行っているそうです。赤い瓶に金のメタルっぽいシール。毎度のことながらこの貼り付けには相当のご苦労があることと思われます。「十九」の場合、まずここに意識が行ってしまうのですが、もちろん味も安定の旨さ。ほんのりフルーティな香りにキレイな甘味、旨味、若干酸味を感じてスーッと消えていきます。

益鳥の孔雀と名付けられたこのお酒でウイルスを流し出してしまいましょう。

 

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