「石鎚 吟醸 夏吟」松山三井と山田錦の絶妙なバランス酒

今回は、愛媛県西条市で1920(大正9)年創業の石鎚酒造「石鎚 吟醸 夏吟」です。

石鎚酒造について

四国の最高峰「石鎚山」系の伏流水を使用している西条五羽ガラス(勝手に命名)の一角でメイン銘柄はもちろん「石鎚」です。この周辺に酒蔵が集中しているのは、銘水とともに米どころでもあるというのがありますね。愛媛県の酒米「松山三井」が多く栽培されている地でもあります。2019年3月のANAファーストクラス搭載酒に「石鎚 純米吟醸 山田錦50」、かつてANAビジネスクラス搭載酒に「石鎚 純米吟醸 緑ラベル 槽搾り」が選ばれたほどの酒蔵です。

「石鎚 吟醸 夏吟」

兵庫県産特等山田錦20%使用で精米歩合50%、愛媛県産松山三井80%使用で60%精米、醸造アルコール添加となっています。石鎚酒造はこの山田錦と松山三井を併せて使用することが多いですね。若干硬めな味わいの松山三井を山田錦でやわらかくする感じでしょうか。その絶妙なバランスとアル添によって、爽やかな香りと酸味、キレのある甘味が感じられます。後口もスッキリでまさに「夏酒!」という味わいです。

5月末に西条市を訪問したので、前回の「媛一会」に続き西条シリーズとなっています。もう何回かおつきあいください。

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