「死神」コロナをやっつけてほしい島根県の酒

今回は、1922(大正11)年に島根県邑智郡で創業の加茂福酒造株式会社です。加茂というと広島県に多いイメージですが、2007年に世界遺産指定された「石見銀山」に近い賀茂神社に御神酒を献上していたということで「加茂福」がメイン酒となり、社名にもなっています。

が、しかし、加茂福酒造で最も知られているのはこの、日本一縁起の悪い名前の酒「死神」ではないでしょうか。落語の「死神」(死神を退散させる能力を与えられた村人が、最後にその能力をくれた死神を退散させて落命してしまう話)から採られているそうですが、途中までは奇跡の医者として大儲けしていきますので、そのあたりまでにしておけば、現在のコロナも退散してくれるはずです。

「死神」国産米使用、精米歩合非公開でアルコール度数15度とナゾの多い日本酒です。

色は古酒のように黄色みがかっていて、香りもそんな感じがしますが、味は古酒ではありません。酸味が強く、吞み口は最初だけ少し抵抗を感じるかもしれませんが、次第に慣れてきて、酸のあとの甘味と米の旨味がクセになってきます。

「死神」をもってコロナを制したいという気持ちで今回呑んでみましたが、早く普通の状態に戻って日本酒を愉しみたいですね。

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