「天遊琳」新嘗祭のお神酒で鍛えた手造りの技

今回は三重県四日市市で1862(文久2)年創業、タカハシ酒造が鈴鹿山系の伏流水で醸す「天遊琳」です。三重県は歴史が古いだけあって酒蔵も多く、「而今」や「作」、「瀧自慢」「三重錦」など有名な銘柄も多数あります。

タカハシ酒造は昭和8年から新嘗(にいなめ)祭に供える伊勢神宮のお神酒「三重の新嘗」を造っていた蔵元で、それを市販用にした「伊勢の白酒(しろき)」という日本酒が主力商品となっています。

ちなみに「三重の新嘗」は2012年から、キンミヤで有名な宮崎本店が醸しているようです。さらに伊勢神宮の御料酒はタカハシ酒造と同じ1862年創業の西宮市にある白鷹株式会社の「白鷹」です。三重県でないのはなぜかわかりません(笑)

写真は雑誌に掲載されて以来「最強の食中酒」と呼ばれて入手困難になっている「天遊琳 手造り純米酒 秋純」。

使用米は伊勢錦100%の65%精米です。

クセのない味わいは冷酒でもいいんですが、お燗のほうが乳酸が効いて美味しいと思いました。

歴史ある県だけに、隠れた名品が登場しますね。

 

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