「こなき純米 超辛口」水木しげるロードのある境港の酒

今回は、鳥取県境港市で1865(慶応元)年創業、千代むすび酒造です。地元酒はもちろん「千代むすび」ですが、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげる先生の出身地ということで「境港・水木しげるロード」があり、そのキャラクターを使ったお酒が有名です。仕込水は中国山地の麓・島根県大東町にタンクを設置して運んでいるそうです。

「こなき純米 超辛口」五百万石100%使用の55%精米です。日本酒度+15ということで非常に辛口です。辛口というと「澤乃井 大辛口」が思い起されますが、こちらは+10なので、それより5も辛口ということです。

スッキリした吞み口にほんのりと旨味が登場してきます。これだけ辛いと食中酒にピッタリですね。

千代むすび酒造では「鳥取県弓ヶ浜半島産 金時」を使ったいも焼酎も仕込んでいるように、地元産の原料にこだわりがあります。鳥取県といえば酒米「強力」が有名です。背が高く、栽培は難しいということですが、山田錦や雄町と同じ線状心白を持っているので、高精白が可能となっています。千代むすび酒造では協力農家と契約して強力を栽培し、精米歩合30%~60%までの製品がラインナップされています。他の鳥取県の日本酒でも強力が使われているものがありますので、機会があれば一度呑んでみたいですね。

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