「奥の松」モータースポーツを応援する二本松の酒

今回は、福島県二本松市で1716(享保元)年創業の奥の松酒造です。銘柄はもちろん「奥の松」。なじみの店で新年恒例の樽酒をいただきました。黄金色の辛口の酒に樽の香が染みついて、まったりとした味わいで、この時期ならではの風味を愉しみました。

「奥の松」といえば、日本の自動車レースの最高峰「フォーミュラ・ニッポン」が開催されていたときに、「奥の松 純米大吟醸FN」が2000年から2007年までシャンパンファイトならぬスパークリング日本酒ファイトの銘柄となっていました。FNはフォーミュラ・ニッポンのことですね。シャンパンはともかく、日本酒だとベトベトになったと聞いています。現在は「スーパー・フォーミュラ」と名称を変えて、同じく二本松の酒蔵、人気酒造の「人気一スパークリング純米大吟醸」が使用されています。

また奥の松酒造は2008年から、MFJ全日本ロードレース選手権 JSB1000クラスでのシャンパンファイトに「純米大吟醸プレミアムスパークリング」を提供しているようです。

その奥の松酒造ですが、代表の遊佐丈治氏の名を冠した「遊佐 純米吟醸」を醸しています。使用米はコシヒカリ100%ということで、奥の松酵母を使用して辛口に仕上げています。やはり刺身の脂を流すのにピッタリな感じです。

二本松市には「奥の松酒造」「大七酒造」「人気酒造」「檜物屋酒造店」と4つも酒蔵があるそうですが、それだけ酒造りに適した土地柄なのでしょう。「奥の松」は辛口すぎるきらいがあるので、もう少し旨口に触れるといいのではないかと個人的には思います。

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