「東洋美人 醇道一途 純米吟醸 愛山」愛山らしい甘さの酒

今回は山口県萩市で1921(大正10)年創業の澄川酒造場「東洋美人 醇道一途 純米吟醸 愛山」です。

澄川酒造場について

ちょうど100年前、米問屋だった澄川家が親戚筋の酒蔵を引き受けて創業。銘柄は、初代当主が亡き妻を思って名付けた「東洋美人」のみ。現在は4代目の澄川宜史社長が杜氏も兼務しています。

2013年7月28日、朝から昼過ぎにかけて北部や中部の一部で猛烈な雨となった。須佐(萩市)で 28日12時20分までの3時間に7月の月降水量の平年値(281.6ミリ)を上回る301.5ミリを観測するなど記録的な(萩市公式ホームページより)豪雨で被害を受けましたが、他の蔵の協力も得ながら翌2014年1月には「奇跡の新酒」を出荷できるまでに回復しました。そこから「原点」シリーズ、「一歩」シリーズとステージごとに名前を付けて販売。さらにその次のステージとして名付けられたのがこの「醇道一途」シリーズです。

「東洋美人 純米吟醸 醇道一途 愛山」

掛米に愛山80%、麹米に山田錦20%使用で掛米50%、麹米40%精米です。焼きリンゴのような甘酸っぱい香りに、そのとおりの甘み、うまみの余韻が残ります。まさに「愛山」といった感じの甘さですね。

この「醇道一途」シリーズも山田錦、雄町、酒未来、千本錦、西都の雫、羽州誉、愛山などがラインナップされていますので、また次のステージに変わるかもしれませんね。期待です。

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