「ダルマ正宗」古酒をウリにしている岐阜県の酒

今回は、岐阜県門屋門で1835(天保6)年創業の白木恒助商店です。1971(昭和46)年から古酒造りを始め、新酒と古酒の二段構えで「達磨正宗」を醸しています。勉強不足で、ここまで古酒をメインにしている酒蔵を初めて知りました。

貯蔵方法は、常温タンクで10年、その後はビン熟成。琥珀色の日本酒ができあがります。新酒も古酒のための仕込みというのがおもしろいですね。当初は売り物が少なくなって大変だったと思います。

ということで今回は「ダルマ正宗 長期熟成古酒 平成31年 亥年限定ブレンド」。今年はいのしし年なので、昭和46年、58年、平成7年、平成19年のいのしし年に造られた古酒4種類と、味のバランスをとるために平成11年、14年ものをブレンドした1000本限定ものです。各年のいいところどりをするのは、まるでウイスキーのようですね。味わいも熟成された甘さに、酸を少し感じます。しいて言えば紹興酒の方向です。おそらく燗をするととてもいいと思います。

この干支ラベルは毎年出ていますので、来年はネズミ年ラベルとなります。自分の干支のブレンド酒を購入するのも愉しいですね。もちろん、普通の達磨正宗もオススメですよ。

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