「御代櫻カップ」カンカン・ランランにあやかって誕生したワンカップ

今回は「ワンカップシリーズ」第11弾、岐阜県美濃加茂市で1893(明治26)年創業の御代桜醸造「御代櫻カップ」です。

御代桜酒造について

蔵は木曽川に面した、中山道の太田宿の面影を残す一角にあり、仕込水は敷地内の井戸から清冽な木曽川伏流水を汲み上げて使用しています。メイン銘柄は「御代櫻(みよざくら)」で、桜の花の五弁を日本酒の「甘・辛・酸・苦・渋」の五味五感の調和の象徴として、また八重咲きの桜である十弁花を酒の十徳を表すものとして命名されました。また、人気となっている「津島屋」は現在地に移転する前に現在の愛知県津島市で営業していた店の屋号を採ったもので、2012年から発売されている銘柄です。

「御代櫻カップ」

国産米100%使用で70%精米、醸造アルコール添加です。岐阜県にパンダはいないよねと思いきや、1972年に東京上野動物園へジャイアントパンダ「カンカンとランラン」が来園して大変なにぎわいになった中で誕生した「御代櫻カップ」なのだそうです。あやかり商品だったわけですね。

ですが、味わいはアル添のピリリ感はなく、ワンカップらしくないです。滑らかな口当たりに旨味もあり、4頭のパンダのイラストのようにやさしい辛口の味わいです。半世紀にわたるロングセラーになる理由がわかりますね。

十九のパンダラベルのような正確な描写ではありませんが、50年近い昔に書かれたイラストならではの味わいがありますね。カップは耐熱性があるということで、何度も洗って使えるということです。

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