「裏富成喜 熟成大吟醸」コクがあるのにキレがある酒

今回は、福井県福井市で1866(慶応2)年創業の舟木酒造「裏富成喜 熟成大吟醸」です。

舟木酒造について

白山を源流とする九頭龍川の伏流水を仕込水に使い、米は福井平野で作る五百万石等で純米吟醸酒を主に醸しています。主な銘柄に「越前」「北の庄」「福の國富成喜」があります。「富成喜(ふなき)」は平成9年に発売された新しい銘柄で、蔵の「舟木」と掛け合わせて命名されました。「日本酒を知り尽くした方にはマニアックな酒としておすすめできます。(蔵元HPより)」とのことです。

「裏富成喜 熟成大吟醸」

山田錦100%使用で40%精米、醸造アルコール添加の大吟醸です。東京は葛飾四つ木の杉浦酒店限定の「裏ラベル」ですが、責めの部分ではなく、大吟醸中取りを2023年4月に瓶詰め熟成させた「若干古酒」という感じです。色も黄金色で、熟成感がありますね。米の香りが強く、とてもコクのある味わいですが、古酒にありがちな甘味はあまり無く、キレがあります。普通の「富成喜」を呑んだことがないので比較できないのですが、福井の地魚に合うすっきり辛口のようなので、今度は普通のを呑んでみたいと思います。

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