「ぼん ときしらず」氷温熟成の「梵」をブレンドした味わい

今回は、福井県鯖江市の加藤吉平商店が醸す「純米吟醸 ぼん ときしらず」です。「ぼん」は通常「梵」だったり「BORN」だったりしますが、これはひらがなです。「梵」は海外のコンペティションで数多く受賞している銘柄ですが、ひらがなだと外国人はどうなんでしょうか?

「司牡丹」と同じ店に再訪して選んだ「純米吟醸 ぼん ときしらず」は兵庫県特A地区産契約栽培山田錦・福井県産五百万石を使用、55%精米です。長期氷温熟成された酒がブレンドされていて、口に含むと香りが立ちますが、すぐにスッキリ辛口に変化します。なので、やはり刺身の脂を流すのにピッタリです。

ぬる燗も推奨されていますので、やってみたかったのですが、3人であっという間に一升終わってしまったので、それはかないませんでした。

加藤吉平商店では、すべての銘柄を最低でも1年、長いものでは10年以上氷温で熟成させていて、この「ときしらず」は長期ということですから、10年くらい熟成させた酒がブレンドされているのだと思われます。

私の中ではいい印象を持っている銘柄のひとつとして今回も選びましたが、前回の「梵 純米吟醸 ひやおろし」のほうが好みでしたね。まあ、個人差もありますので、いろいろと呑み比べていただければと思います。

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