「楽器正宗 session 福乃香」新しい酒米を使ったチャレンジ酒

今回は、福島県西白河郡の大木代吉本店「楽器正宗 session 福乃香」です。当初「楽器正宗」は概ね「福島県産夢の香」を原材料に醸されてきましたが、「出羽燦々」「愛山」など他の酒米も使うようになり、さらにセッションシリーズは既成概念にこだわらずさまざまな挑戦を行っていくそうで、こちらもそのひとつです。

使用されている「福乃香」は福島県で開発された新しい酒米で、山田錦、美山錦をルーツにもつ「出羽の里」と山田錦に改良を加えた「誉富士」を掛け合わせて作られた「福島酒50号」の愛称が「福乃香」となったものです。

「楽器正宗 session 福乃香」福島県産福乃香100%使用で60%精米。「會津宮泉」の際もそうでしたが、香りはあまり感じません。ほのかにフルーティな香り、甘味がありふくよかな旨味が広がります。「楽器正宗はアル添」のイメージがあって、キレがいいのがウリでしたが、こちらは純米吟醸なのでふわっとした味わいです。

ラベルの女性が笛を持っていなくて洗髪中なのも、新しいコンセプトということなのかもしれません。オンオフという意味ではオフな感じなのでしょうか。

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