「Hope!」亀の尾、山田錦、雄町が手を組んだ酒

今回は、栃木県さくら市の株式会社せんきん「Hope!」です。゛Assemblage Miracle(合わさる奇跡)”と題されているとおり、ドメーヌさくらの「亀の尾」「山田錦」「雄町」のアッサンブラージュ(混合)という贅沢な一本です。栃木県はすでに解除、東京でもまもなく緊急事態宣言が解除されそうですが、これから厳しい状況が予想される日本酒業界に「希望」ある未来がやってくることを願ったものです。

ラベルのコメントを引用します。「今、私たちに必要なのは手をとり合い、合わさることです。私たちはつなぎます。米を作る人、酒を造る人、その酒を売る人、飲食でおもてなしをする人、そして、日本酒を愛するすべての人に“希望”をこめて。垣根を越えた伝統産業の絆を深め、“希望”ある新しい未来をひらくために。」

「Hope!」栃木県さくら市産亀の尾、山田錦、雄町を各33%ずつ使用で麹米50%、掛米60%精米です。無濾過生原酒のしぼりたて直汲みをアッサンブラージュしているわけですが、全体の写真を見ていただくと澄んでいます。ラベルがとても撮りにくい透明なものなので、冷蔵庫から出して水滴がついている状態で撮影するとわかりやすくなりました。なので、濁っているわけではありません。

グラスに鼻を近づけると、キャラメルのような甘い香りがします。開栓時にポンと音がしたので、ガス感があるかと思ったら滑らかな舌触り。口に含むと甘味はなく、キレイな酸味を感じます。匂いは甘いのに甘くない不思議な感じですがスッキリ喉越し。美味しいです。

三種のどれかと言われれば、硬い感じの亀の尾や力強い雄町ではないですね。やはり山田錦に近い感じがしますね。

もちろん美味しいのですが、それよりもこのような取り組みに意味をこめているということだと思います。早く普通に日本酒を愉しみたいですね。