「鍋島」の特別本醸造は甘口酒の頂点
今回は佐賀県鹿島市の富久千代酒造「鍋島」の「特別本醸造 pink label」です。鍋島藩の名をいただいたこのお酒はなかなか手に入らない銘柄のひとつです。現在の飯盛杜氏が1998年に発売してから、人気が全国に広がりました。
この「特別本醸造」は佐賀県産「佐賀の華」使用の60%精米、以前は明記されていた日本酒度が現在はなくなっており、販売店のサイトをみると-6度らしいですが、醸造アルコールで締められたキレのある甘味がいいですね。富久千代酒造は醸造アルコールを適宜使用することで、スッキリした味わいを出します。このような日本酒は「磯自慢」で多いですが、「鍋島」の場合、旨味が際立ちますね。
こちらも馴染みの店でたまに巡り合うことができる一本で、そんな出合いを日々愉しんでいます。