「亜麻猫」進化を続けている美味しい猫。
今回は、秋田県秋田市で1852年創業の新政酒造「亜麻猫」です。
新政酒造について
秋田県と言えば「NEXT5」という酒蔵間の協力体制が出来上がっていますが、その中心となっているのが新政の蔵で発見された「6号酵母(別名・新政酵母)」です。昭和10年に日本醸造協会より「きょうかい六号酵母」として発売され、現在市販されている酵母の中では最古のものです。新政酒造ではすべての商品でこの酵母が使われており、さわやかな甘みを持つ味わいが男性だけでなく多くの女性ファンをうならせています。また、さまざまな酒米を使って多品種少量生産を行っており、さらに、多くの人に飲んでもらいたいと、全商品を四合瓶にして、収益面でも効率化を図っているというところです。ただ、それでも人気がありすぎて、なかなか買うことができません。
「亜麻猫」
秋田酒こまち100%使用で麹米55%、掛米60%精米です。アルコール度数は13度と低く、白麹を使っているため酸味が強めになっています。ですが、酸っぱいわけではなく、甘味に加わる強い酸味が相俟って、サッパリしていてとても呑みやすく美味しいです。
あまり進んで呑んでいない銘柄ですが、やはりたまに呑むと新鮮ですし、あらためて美味しさを認識できますね。久しぶりに呑むのがいいのかもしれませんね。