2018年10月19日 / 最終更新日時 : 2020年8月21日 酒好一男 日本酒名鑑 「独楽蔵」ふた夏越したひやおろし 今回は珍しい一本です。「ひやおろし」といえば、冬に仕込んだ酒をタンクでひと夏を越した状態で瓶詰めするものなのですが、それを二回、ふた夏越した「独楽蔵 ひやおろし 二年目の秋」。1898年創業で、1920年から福岡県久留米 […]
2018年10月19日 / 最終更新日時 : 2019年3月15日 酒好一男 日本酒のうんちく 「高砂」木屋正200周年で「而今」後初の生酛仕込 「姉さん、而今です」。わかる方はだいたい同年代ということで(笑) 速醸でとびきりスッキリ綺麗系の「而今」を醸している木屋正酒造が創業200周年を記念して発売したのが今回の「高砂 松喰鶴 純米大吟醸」です。三重県産山田錦を […]
2018年10月18日 / 最終更新日時 : 2021年6月1日 酒好一男 日本酒名鑑 「扶桑鶴」”日本”を名前に冠する日本酒 「扶桑」とは古代中国で「東方に巨木のある土地」という意味で、日本のことを扶桑国と呼んだことがありました。そのため、日本でも自国のことを「扶桑」と呼ぶことがあったわけです。なので、「扶桑鶴」とは「日本鶴」ということではない […]
2018年10月17日 / 最終更新日時 : 2020年1月5日 酒好一男 日本酒名鑑 「悦凱陣」こんぴらさんのお膝元で醸す酒 初めて「悦凱陣」を呑んだのは、「恐るべきさぬきうどん」の田尾さんとエッセイストの勝谷誠彦さんが組んで、西新宿に「麺通団」一号店を開いたときでした。まさに「さぬきうどん」ブーム真っただ中で、金陵、綾菊などに比べて一段高価で […]
2018年10月16日 / 最終更新日時 : 2021年2月15日 酒好一男 日本酒名鑑 「山本」また会えるかな雄町 「山本」の雄町が今年で最後とのこと。山本合名会社の公式ツイッターで、9月19日に明らかにされていますが、備前雄町は今年が最後ということです。呑んだお店情報では、今後は秋田の酒米で醸されるらしいです。NEXT5のなかでも特 […]
2018年10月14日 / 最終更新日時 : 2022年8月23日 酒好一男 日本酒名鑑 「W」悲劇ではなく未来を目指す酒 今回は岐阜県飛騨市で1870年創業、もともと飛騨の旧家だった渡辺家が酒造りを始めた渡辺酒造店です。飛騨市は高山に囲まれて温度差が大きく、飛騨山系から流れる荒城川水系の伏流水(中硬水)を仕込み水として使用していて、レギュラ […]
2018年10月13日 / 最終更新日時 : 2021年2月11日 酒好一男 日本酒名鑑 「純青」地の利に驕らない真摯な試み ここのところ山口県が続いたので、今回は日本酒の本場、兵庫県加西市で1839(天保10)年創業、 富久錦株式会社が醸す「純青」です。レギュラー酒はもちろん社名の「富久錦」。加西市は特A山田錦の産地、加東市の隣にあり、古くか […]
2018年10月11日 / 最終更新日時 : 2018年10月11日 酒好一男 日本酒名鑑 「日下無双」山口県なのにカープを応援する蔵 今回も山口県の日本酒「日下無双」を醸している村重酒造です。明治初期に創業していた森乃井酒造を昭和26年に引き継いだ村重酒造は、広島県に近い「錦帯橋」で有名な岩国市にあります。観光で錦帯橋を訪れる人はだいたい広島から行くの […]
2018年10月10日 / 最終更新日時 : 2018年10月10日 酒好一男 日本酒名鑑 「長陽福娘」維新の志士が育った萩の酒 今回も山口県の日本酒「長陽福娘」です。20世紀の始まり、1901(明治34)年に萩市で創業した岩崎酒造が醸す日本酒です。近くには高杉晋作や木戸孝允など、明治維新の立役者の旧宅がある、まさに長州の中心と言えますね。ですが、 […]
2018年10月9日 / 最終更新日時 : 2019年2月16日 酒好一男 日本酒名鑑 「阿武の鶴」34年ぶりに復活したとは思えないレベルの酒 今回は、山口県でも一番新しい、というか古くて新しい阿武の鶴酒造です。山口県阿武市にあるこの蔵は、1983年を最後に蔵での酒造りを休止していました。それを内装デザイナーだった三好隆太郎さんが2017年4月、34年ぶりに酒造 […]