「而今 純米大吟醸 NABARI」而今を代表する名張産山田錦40%精米

今回は三重県名張市の木屋正酒造「而今 純米大吟醸」です。三重県名張市産山田錦100%使用で40%精米です。すでに説明が不要なレベルになっている「NABARI」です。而今のなかでも最高峰ということで、化粧箱に入っていますね。

無濾過ですが、澄んでいます。そして、飲み手にまっすぐに向かってくる吟醸香と、口に含んだ時に鼻腔をつくフルーティな香り、キレイな甘味と旨味、雑味もなく、やさしくスッキリと喉を通っていく美味しさ。まさにキレイ系最高峰です。

三重県は山田錦の生産量が324トン(平成30年産)で全国14位。ちなみに上位は1位から兵庫、岡山、山口、福岡、広島、滋賀、栃木、福島、新潟、富山までがベスト10、11位佐賀、12位鳥取、13位静岡の次が三重になっています。順位でいうと、3位までは想定内で、4位の福岡が意外でした。佐賀、鳥取も県の面積自体が小さい割に生産量が多いですね。ただ、昨年は全国的に不作だったようで、今年も雨が多いのが気になります。なんとか昨年並みはキープしてほしいです。

そんな三重県の山田錦の中でも、木屋正酒造の地元「NABARI」産で最高峰の酒を醸すというのが、大西杜氏のこだわりということです。ドメーヌ蔵が増えている昨今、而今ももしかしたらそこに向かっていくのかもしれませんね。それも日本酒界の期待のひとつです。

この純米大吟醸は、ヤフオクなどで1万円以上の値がついていますが、呑みたい人が正価で買えるようにセドリ目的の購買は止めて欲しいですね。

 

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