「楽器正宗 愛山×山田錦」酒屋で瞬殺の純米吟醸
今回は、当ブログでは毎度おなじみになりました、福島県西白河郡矢吹町の大木代吉本店の「楽器正宗 愛山×山田錦」です。これまで、発売告知から1週間くらいの間なら、わりと普通に購入出来ましたが、人気爆発ということなのか今回は瞬殺でした。なので、なじみの店で飲ませてもらった次第です。
レギュラー銘柄の「自然郷」でも「愛山」はありますが、「山田錦」との組み合わせはなかったかもしれないので、試験醸造というカテゴリーの「楽器正宗」で挑戦してみたのかもしれません。そのため生産量も極少量ということです。
私が訪れたある酒屋さんでは、『楽器正宗は「安くて美味い」のがウリだと思ったので、高めの値付けとなったこの商品はこれまで通りのようには売れないのではないかと思っていた』そうですが、あっという間に売り切れたそうです。ちなみに「楽器正宗 本醸造 中取り」はまだ一本在庫がありました。
そんな「楽器正宗 愛山×山田錦」は、酒名のとおり「愛山」80%と「山田錦」20%使用で60%精米です。愛山が溶けにくいということで山田錦を麹米に使用したということですかね。そのおかげなのか、愛山にありがちな硬さは感じられず、やわらかな甘味となりました。おまけに純米吟醸の無濾過ということで、少しガス感があり、フルーティな香りもほどよく感じ、相変わらず呑みやすいです。ですが、これまでのフレッシュな楽器正宗より少し落ち着いた感じはあります。
愛山ということでピンクのラベルとなって色っぽさも増した感じの楽器正宗ですが、これからどんな酒米が使われていくのか楽しみです。高木酒造とのつながりから「酒未来」とかですかねー。これまた瞬殺でしょうから、がんばらなくては。