「十九 Pink Elephant」幸せを呼ぶにごり酒

今回は、長野県信州新町で1820年頃創業の尾澤酒造場「十九 Pink Elephant」です。地元酒は「美寿々錦」ですが、生産量が少ないため、東京で見ることはほぼありませんね。ですが、東京ではかなり有名です。

尾澤酒造場について

信州新町とはあまり聞いたことがないかと思いますが、塩尻と長野を松本経由で結ぶ路線の一部となっているJR篠ノ井線の稲荷山駅から西に行ったところで、川中島カントリークラブというゴルフ場の方面です。八代目となる尾澤俊昭氏と杜氏で奥様の美由紀氏、社員が2~3名という少人数で、生産石数60石と言いますから、一升瓶で6000本を醸しています。日本で最も小さな蔵のひとつですね。ただ、この令和3年は奥様の体調がよくないため、より少ない本数となっているようです。

「十九」の酒名ですが、HPによれば「人間だと、一人前といえば「二十歳」。日本酒造りで一人前にになるまでには、まだまだ一歩どころではなく、二歩も三歩も手前なのですが、、、という想いで「十九」と命名されました」とあります。もう十分有名で、一人前ですけどね(笑)

「十九 Pink Elephant」

自社米の美山錦100%使用で精米歩合は表示されていません。スパークリングとまではいきませんが、無濾過で瓶詰めしているので、「噴き出し注意」とあります。口に含むと、ピリリとガス感があり、いつもの美味しい酸味に加えて乳酸味が味わえます。甘ったるさはなく、爽やかな濁り酒となっています。

「ピンクの象」は古代インドで幸せを運ぶ象として珍重がられ、「成功」「繁栄」を意味するということですが、一方で、「アルコールで幻覚が見える」という意味もあるそうです(笑)

「十九」のラベルは、ユポという水に強い、お風呂絵本などにも使われている紙を型抜きにして、蔵人5~6人でボトルに貼り付けているのですから大変です。ただ、手貼りなので、下の写真のようにバリーション違いも作りやすいですね。ですが、細かい部分の貼り付けは想像を絶します。

一刻も早い、美由紀杜氏の快復をお祈りいたします。

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