「寒菊 愛山50 Red Diamond」一年一回醸造の勝負酒

今回は、千葉県山武市松尾町で1883(明治16)年創業の寒菊銘醸「寒菊 純米大吟醸 愛山50 Red Diamond 無濾過生原酒」です。毎年、蔵開きが盛大に行われるようですが、昨年はコロナ禍で中止となり、蔵開きイベント限定酒が一般に発売されるなどしました。今年はぜひ実施されるといいなと思います。

寒菊銘醸について

山武市は2006年に4つの町が合併して出来た市で、蓮沼海浜公園があり九十九里浜に面しています。寒菊銘醸の最寄り駅はJR総武本線松尾駅で、松尾町はその蓮沼町の隣にある内陸の町です。レギュラー酒は「総乃寒菊」「総乃九十九里」「Ocean99」などがあり、クラフトビール「KUJUKURI OCEAN」も醸しています。越後の「越の寒梅」のように房総ということで総乃という枕が付いているのでしょう。酒米は五百万石、山田錦、雄町、そしてこの愛山などを使用しています。

「愛山50 Red Diamond」

兵庫県産愛山100%使用で50%精米です。年に一度だけ醸す超限定の無濾過原酒シリーズで、とくにこの愛山はラベルがキラキラして力が入っていますね。愛山は高価な酒米だけに、気持ちはよくわかります。

フルーティな香りに口に含むとガス感があります。酸味のある甘味を感じながら、最後に苦みが来て、スッキリと消えていきます。美味しいです。

寒菊銘醸は最近、取扱店が増えているような感じがします。それだけの味を備えていて、引き合いもあるということですから、これからのさらなる飛躍が期待できますね。

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