「三井の寿 夏純吟 チカーラ」アッサリした夏酒

今回は、福岡県三井郡で1922年創業の株式会社みいの寿「三井の寿 夏純吟 チカーラ」です。

(株)みいの寿について

地域的には久留米や佐賀県の鳥栖に近いところにあります。四代目の井上宰継蔵元杜氏が「三井の寿」と「美田」の2種類を醸しています。以前は普通酒がほとんどでしたが、今では99%が純米酒という吟醸蔵です。三代目のお父さんがワイン醸造を学ぶためにフランスに行ったりと、新しい技術を取り入れ、いち早くワイン酵母で日本酒を醸したりしています。そのせいか?、酒名にフランス語ではなく、イタリア語が多いですね。ただ、この蔵で一番有名なのはスラムダンクの「14」番のラベルの純米吟醸「大辛口 三井の寿」ですね。

「三井の寿 夏純吟 チカーラ」

夢一献100%使用で60%精米です。リンゴ酸高生産の特許酵母「夢酵母」を使用しています。香りは控えめ、最初に甘味が来ますが早々に消えて、薄い酸味と苦味が残ります。少し後味は悪いですね。リンゴ酸にしてはアッサリ味でした。

チカーラはイタリア語でセミのことだそうです。夏だからですね。

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