ようやく飲めました。「獺祭 島耕作」

西日本豪雨の傷跡も冷めやらぬ現在ですが、台風も日参して自然災害の年になっています。そんななか甚大な被害を受けた「獺祭」の旭酒造と同郷の岩国市出身、弘兼憲史氏の代表作「課長 島耕作」の主人公を冠した「純米大吟醸 獺祭 島耕作」が発売されるというニュースを聞いたのは約1か月前だったでしょうか。

いつもの矢島酒店では発売日前に予約が終了してしまい、店舗にも行けなかったので、縁がなかったのかなとも思いましたが、縁があったんでしょう。これまたなじみの店で飲むことができました。

実際には勤務先のある浜松町の、ある店でも在庫があったのですが、定価1200円のそのうち200円を復興支援に寄付するという意義あるお酒なのに、3倍以上の4000円で出すというので遠慮した経緯があります。上記のなじみの店では1980円でしたから半分以下です。店主の人格が垣間見えた出来事でした。

ということで、実際に呑んでみると、生き残ったさまざまな種類の獺祭がブレンドされているということで、「純米大吟醸50」と比べて香り、味ともにおとなしい感じで、とても飲みやすい一本でした。四合瓶を三人で飲んだので、あっという間に無くなってしまいましたね。仕込み水が同じということでブレンドしてもなんの違和感もないのだと思います。おまけに「三割九分」「二割三分」などの上位銘柄がブレンドされているので香りが抑えめになったのでしょう。

これが1200円なら何本かストックしておきたかったです。おまけに復興支援にもつながりますし。

それでも7月28日には製造を再開し、8月28日(本日)に山口県で復興後の新酒をふるまう「山口獺祭の会」が催されたようです。東京でもまもなく新酒が味わえることになりそうですね。

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