「鳴門鯛 純米 巴」扁平精米で醸した酒っぽい酒
今回は、1804(文化元)年に徳島県鳴門市で創業の本家松浦酒造「鳴門鯛 純米 巴」です。
本家松浦酒造について
清酒銘柄は「鳴門鯛」のみ。明治19年(1886)時の県令、酒井明氏と五代目松浦九平により、鳴門海峡に産する鯛が激流を遡り肉質が締まり脂が乗って美味であることから命名されました。その他はリキュールなどを醸しているようです。現在の蔵元杜氏は十代目松浦素子氏。220年もの歴史がある蔵ですね。
「鳴門鯛 純米 巴」
徳島県産米100%使用で65%精米です。扁平精米を行っているそうで、少し酒っぽい香り(酒なんですけど)、米の旨みが感じられます。キレ味はよく、呑み飽きしないタイプです。全国燗酒コンテスト2023・2022 お値打ちぬる燗部門 2年連続金賞受賞と、お燗でいい酒のようです。
なかなか出会えない徳島県の日本酒ということで、貴重な一本でした。