「翠玉」両関が高木酒造の指導の下に醸すエメラルド
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今回は、秋田県湯沢市の両関酒造「翠玉」です。老舗の酒蔵でありながら、「Rz55」「hm55」「花邑」「H×R」など、チャレンジ銘柄を次々と出しています。これもそのひとつ「翠玉(エメラルド)」です。「花邑」同様、山形県の高木酒造の醸造指導を受けている銘柄で、「蒼玉(サファイア)」という兄弟銘柄もあります。
「特別純米酒 翠玉 滓がらみ 生」秋田県産酒造好適米使用で麹55%精米、掛米59%精米です。控えめですが甘い香りがあり、口に含むと軽いガス感とフルーティな甘味、おりがらみの酸と苦みもありキレがあります。爽やかさもあるので、アルコール度数は15度ですが「花邑」より軽い味わいに感じますね。
両関酒造のこの高木酒造シリーズは今どきの味わいをうまく出していますね。地酒専門店限定流通だということですが、一升約3000円なので、昨今値上がりしている美味い酒の中では手に取りやすい値段ですね。
秋田と山形のいいとこどりといった「翠玉」ですので、一度お試しください。できれば「蒼玉」も併せて試してみたいですね。