「山形正宗 うすにごり」新酒の一番酒はこの一本
師走といえば、日本酒好きの方々には言わずと知れた新酒の季節です。
「しぼりたて」。
なんと素敵な響きでしょうか(笑)
新酒といえば「ボジョレー・ヌーヴォー」を思い浮かべる方も多いと思いますが、あれは熟成が進んでいない軽い味わいを愉しむもので、個人的には “すごく”おいしいものではありません。それなのに、今どきのヌーヴォーは高値になっています。四合瓶と同じ720ミリリットルで2000円はないですよね。
一方、日本酒の新酒は逆に「とってだし」がうまいものです。10月に収穫した米を使って醸造した新酒は、開栓するとき微発泡の効果で「ポン」と音をたて、口に含むと軽いシュワシュワ感を味わえます。おまけに一升1800ミリリットルで2000円強とくれば、これを飲まずにいられましょうか?
毎年必ず試す銘柄はこれ
そんな新酒ですが、毎年必ず飲んでいるものがあります。
それが「山形正宗 純米吟醸 うすにごり」山形県産出羽燦々100%使用の50%精米です。まさにグレープフルーツの皮のような味と香りに加えて微かなガス感とくれば、もう最強ですね。
2,3年前に一度甘味が強くなってグレープフルーツ感が薄れてしまったので、同じくグレープフルーツ系の「純米吟醸まんさくの花 槽しぼり」に変更したこともありましたが、今年はバッチリ正宗です。
油断すると売り切れてしまいますので、今週末には正月用一番酒として仕込んでおきたいと思っています。
山形正宗を醸している水戸部酒造に関してはこちらをご覧ください。