「山川光男」山形県の4つの蔵で作るユニット酒
今回は、山形県の4つの酒蔵(水戸部酒造、楯の川酒造、小嶋総本店、男山酒造)が2016年から協力して酒造りを行うユニットです。秋田県のNEXT5と同じようなイメージですかね。それぞれの銘柄「山形正宗」「楯野川」「東光」「男山」から一文字とって「山川光男」となりました。
2016年から時期はさまざまですが、4蔵元が順番に製造元となって毎年3種類づつ発売されています。2019年は小嶋総本店から「はる」が発売されていて、楯の川酒造担当のこちらが第2弾です。次は男山酒造ですね。
「山川光男 2019 プレミアム」山川光男初のプレミアムで山形県産雪女神100%使用です。精米歩合は「みつお」だけに「32.0%」、値段も720ml瓶が3200円(税抜)と光男にこだわっています。華やかな香りにキレイな味わいで、辛口かと思いきや甘味がほのかにやってくるという感じで美味しいです。後口もスッキリしています。
酒米の「雪女神」は「山田錦」「出羽燦々」「吟吹雪」などを親に持つ大吟醸酒用酒米で、2017 BYから使用開始された新しい酒米です。最近はどの県も地元の酒米作りに励んで「ドメーヌ化」を進めている蔵が増えています。地域の味を打ち出していくことで、特徴を出すということですね。
「山形正宗」と「楯野川」は呑んだことがあるのですが、「東光」と「羽陽男山」はまだ呑んだことがありません。ぜひ味わってみたいです。