「初孫 冬のカノン 生酛吟醸酒」IWCで評価の高い酒
今回は、山形県酒田市で1893(明治26)年創業の東北銘醸「初孫 冬のカノン 生酛吟醸酒」です。
東北銘醸について
江戸時代には「西の堺、東の酒田」と謳われるほど栄えた港町で、まさに回船問屋を営んでいた初代佐藤久吉氏が、旧庄内藩酒井家の酒井悌一郎氏から酒造技術を学び、「金久(きんきゅう)」という銘柄を世に送りだしたのが1893年。その後、昭和の初めに長男が生まれて酒名を「初孫」としたそうです。長男なのに初孫とは不思議です(笑)
「初孫 冬のカノン 生酛吟醸酒」
美山錦100%使用で55%精米です。IWC2019の吟醸酒部門でGOLDを受賞し、その中で第一位となっています。そのせいかワイングラスでの呑みを推奨しています。IWCでの評価は「バター・チーズのような柔らかな香りや白ブドウをほのかに感じさせる穏やかな香り。調和の取れた酸味と甘味とうま味。よく整っており、豊かだけれどもバランスの取れた味わい。」というものでした。IWCで評価の高いものは甘味と酸味が比較的薄めに感じて軽い味わいですが、そんな感じです。
欧米人と日本人ではやはり味わい方が違うので、IWCはひとつの参考としたいです。