「松みどり 純米吟醸 秋あがり」華やかさが深みに変わった味わいの酒

今回は神奈川県足柄上郡松田で1825(文政8)年創業の中澤酒造「松みどり 純米吟醸 秋あがり」です。

中澤酒造について

ラベルにも「丹沢の地酒」と銘打っているように、丹沢山系の麓の御殿場線松田駅、小田急線新松田駅の近くにあります。小田原にも近く、かつては小田原藩に酒を納めていて、そこから「松美酉」という名前をいただいたということです。現在は、11代目の鍵和田亮氏が酒造りを引っ張っています。東京農大を卒業後、宮城県の一の蔵で2年間修業して実家に戻りました。地元、松田山に咲く河津桜から取った「桜酵母」を使い、地元産の米で醸した「亮」、さらに111年前に発見された清酒酵母を復活させて醸した「松みどり 純米吟醸 S・tokyo」などを醸しています。

「松みどり 純米吟醸 秋あがり」

長野県産美山錦100%使用で55%精米、協会9号を使用しています。美山錦好きとしては爽やかな酸味と甘味がひと夏を越え、若干落ち着いていますが、深みのある味わいを感じさせてくれます。秋の夜長をゆっくり呑むのにオススメです。

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