ガンダムがハリウッドで映画化!日本酒になった「赤い彗星」

ガンダムがハリウッドで実写化されるというニュースがありました。「トランスフォーマー」のように精密なCGで動くガンダム、楽しみです。微妙にガンダム世代ではないんですけどね。

ところで、日本酒界の中ではこのガンダム世代が多いようで、日本酒化されたガンダム(というと語弊がありますが…)がいくつか登場しています。

まず初めは「作」(ザク)です。三重県鈴鹿市で明治2年創業の清水清三郎商店で醸されており、本来はガンダムとは関係なく名づけられたのですが、今では「社長がガンダム好きだからこの名前にした」と思いこまれています。そのことで有名になりましたから、名づけ勝ちですね。といっても、こんなラベルを付けたりして、意外と気に入っているのではないでしょうか(笑)

左は「ZAKU IMPRESSION N」、右は「ZAKU PROTOTYPE G」。カッコいいです。

清水清三郎商店では、地元の米を使用して「作」を醸しています。有名なところでは、「作 智(さとり)純米大吟醸滴取り」が伊勢志摩サミットの乾杯酒に選ばれました。もうひとつの銘柄「鈴鹿川」は鈴鹿市で一軒となってしまった酒蔵として、地元を愛する気持ちから名づけました。両方とも、澄んだ味わいがとても心地いいお酒です。

そして、「赤い彗星」シャアの声優、池田秀一さんがラベルの文字を書いている「秀一」。「一博」という銘柄を醸している滋賀県東近江市の中澤酒造の若き蔵元と彦根市にある日本酒Barが、日本酒好きの池田さんにラベルを依頼してできた日本酒です。おそらくシャアが好きなのでしょう。ラベルには池田さんの顔写真も載っていますので、日本酒好きなだけに味にもアドバイスがあったのではないでしょうか。

中澤酒造は1948年創業ですが、不況のあおりをうけて2000年に一度廃業、現当主の中澤一洋さんが2015年に銘酒「一博」で復活した酒蔵です。そんな日本酒にかける思いが池田さんに通じたのでしょう。応援したいですね。

さらに、これはどうなのという感じですが、「彗」と書いて「シャア」と読みます。長野県の遠藤酒造場による日本酒です。赤いラベルはまさに「赤い彗星」。サブにDONATIとありますが、これはドナティ彗星のことです。ほかの製品にも「HALLEY」(ハレー彗星)、「KLINKENBERG」(クリンケンベルク彗星)、「BENNETT」(ベネット彗星)など彗星の名前がついています。さすがに赤ラベルだけ出すわけにはいきませんね。ちなみに一番右は「作 雅乃智 中取り」です。

最後に、以前ご紹介した「三連星」です。これはまさにガンダム好きならではの命名でしょう。個人的には「作」「三連星」が好みですが、他の銘柄も話のタネに試してみるのもいいかもしれませんね。

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