「風の森 創業300周年記念酒」最先端の機材で醸す奈良の酒

今回は、今年2019年に創業300年を迎えた、奈良県御所市の油長酒造「風の森 油長酒造 創業300周年記念酒」です。菜種油の精油業者として創業してから造り酒屋に転じて300年ですから、すごいことですね。現在は最先端の機材を使って酒を醸しています。

その300周年記念酒は、奈良県の酒米「秋津穂」を100%使用して30%精米です。ウルトラファインバブルで洗米して醸した逸品で、シリアルナンバーを冠した錫製のオチョコが付いています。残り少なくなっていたので、風の森特有のシュワシュワ感はほぼ感じられませんでしたが、クリアな味わいはあいかわらず美味しいです。秋津穂らしいスッキリした旨味が感じられます。後口もサッパリです。

秋津穂は、実験的な試みを続けている「ALPHA 風の森」で使われている米です。奈良県内で30軒ある契約農家で作られていて、今回の記念酒では、契約農家すべての生産米を使っています。

日本酒発祥の地の誇りと奈良の中心で醸す蔵元として、新しい技術に挑戦している油長酒造のこれからの300年(生きていませんが)に期待しています。

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