「酔鯨」言わずと知れた呑兵衛大国の酒

今回は誰もが知っている「酔鯨」です。「酔鯨」でググると真っ先に英語サイトが登場するのは驚きです。そんな酔鯨酒造はつい先日の2018年10月17日、土佐市の新工場「土佐蔵」を純米大吟醸などの高級酒に特化し、普通酒を生産する高知市長浜の本社蔵と機能を分けて海外市場の開拓を加速すると発表しました。たしかに辛口の純米吟醸は海外で人気となる感じがありますので、英語サイトを充実させるのは作戦としていいですね。

そんな酔鯨酒造は1872(明治5)年に高知市で創業、坂本龍馬像にもほど近い立地です。「酔鯨」の名称は、山内容堂の雅号「鯨海酔侯」に由来しています。

こちらは「酔鯨 純米吟醸 吟麗」。松山三井100%を50%精米。「吟麗」は、酔鯨酒造が本格的に吟醸酒造りを始めた最初の商品だそうです。仕込み水は鏡川の湧水を、酵母には熊本酵母を使用し、少量で仕込み低温でじっくりと醸されています。

松山三井は愛媛県で栽培されている米で、もともと食用米でしたが、のち酒用に適しているということで、愛媛県では多く使われています。

味わいは酔鯨ならではの辛口ですが、純米吟醸だけにパンチがあるわけではなく、呑み飽きしません。刺身の脂が口の中でまったりしているときにはとてもいい感じでサッパリさせてくれます。やはり土佐のカツオが主食になっている県の酒です。

「司牡丹」や「船中八策」「土佐鶴」など、銘柄は多くありますが、パンチのある辛口というイメージしかなく、個人的にあまり高知県の日本酒を選ぶことがないので、いい経験となりました。