「ほまれ」UFO(遊穂)で有名な羽咋の酒

今回はUFO関連の博物館「コスモアイル羽咋」で有名な石川県羽咋市で創業の御祖(みおや)酒造です。創業年がわからないのは、以前の経営者が破綻し、30年ほど前に現在の社長兼杜氏の藤田美穂さんの父上が経営を引き受けたということからです。その後、2003年に代表取締役に就任した美穂さんが立ち上げた「遊穂」が主力銘柄の酒蔵です。

「遊穂」はもちろんUFOから採った名前ですが、東京出身の美穂社長兼杜氏が東京向けに発売するために造ったといわれています。というのも、御祖酒造には「ほまれ」という地元で長年呑まれてきた銘柄があるからです。「誉(ほまれ)」という名前も日本酒によく使われていますね。「北の誉」「日本誉」「越の誉」「会津誉」「誉冨士」などなど。

その「ほまれ」は主に能登杜氏の横道俊昭氏が醸しています。普通酒、本醸造酒が主力となっていますが、季節商品として造られているのがこの「ほまれ 純米吟醸・生酒 うすにごり」です。石川県産五百万石100%、57%精米を石川県、富山県、福井県の3県だけに頒布されている金沢酵母「KZ-4」で仕込んだ一本です。さらにこれは練馬区にある「うえも商店」限定酒となっています。日本酒好きには有名な酒屋さんです。

飲み飽きしない軽い甘味に、うすにごりの苦みが感じられて、美味しいお酒です。

「遊穂」はわりとふんわりとした華やかな香りと味わいが強く感じられます。こちらは写真がなかったので、今度追加しておきたいと思います。

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