「郷の清水」酒屋さんの熱い想いを形にした「春霞」
今回は、秋田県仙北郡美郷町の栗林酒造店「郷の清水」です。「春霞」を醸す蔵として有名ですがその地元バージョンということでしょうか。とラベルをよく見てみると販売元が高良酒屋となっています。その酒屋さんを調べると、栗林酒造店の隣にあります。かなり熱い想いで秋田の清酒を盛り上げている酒屋さんです。
この「郷の清水」は1992年に誕生した高良酒屋オリジナルラベルだそうで、栗林酒造店のタンク一本をこの銘柄で仕込んでもらっています。当初は山田錦で醸し始め、美山錦に変わり、現在は美郷町産美郷錦100%を55%精米で醸しています。仕込水は美郷町自慢の「六郷湧水群」の地下水で、美郷町六郷には名水百選に選ばれている湧水池がそこらじゅうにあるようです。
ということで名前が「郷の清水(さとのしず)」となったということですね。栗林酒造店の特徴である熊本酵母で醸しているので「春霞」とどこが違うのかと言われると困りますが、そこは気は心ということで。味はもちろん綺麗な甘味と少しの酸が感じられて美味しいです。
高良酒屋の通販ページで購入できます(というかここでしか買えない?)ので、春霞ファン、秋田の清酒ファンは必飲の一本だと思います。