「あさ開」盛岡市の名水百選で仕込む辛口の酒

今回は、岩手県盛岡市で1871(明治4)年創業の株式会社あさ開です。南部藩士だった村井源三氏が武士をやめて商人となり、酒造業を始めました。創業から南部杜氏が酒を醸していますが、現在は「現代の名工」藤尾正彦杜氏がその責を担っています。

藤尾杜氏は若いころ、農閑期には千葉の酒蔵に出稼ぎに行ったそうですが、佐原市にある東薫酒造には南部杜氏の会長である及川恒男杜氏がいらっしゃいますので、そちらかもしれませんね。

「あさ開 純米酒」酒米は不明ですが65%精米。平成の名水百選に選ばれている「大慈清水」を使って阿佐開昭和旭蔵で仕込まれています。「大慈清水」はJR盛岡駅からひとつめの仙北町駅から北上川を渡ったところにある鉈屋町の街道沿いにあり、近くにある大慈寺を水源にしていて、だれでも汲むことができます。大慈寺の近くに阿佐開昭和旭蔵はあります。

わりとよく見る「あさ開」ですが、キレのよい辛口です。この店は中華とモツ焼きが同居している居酒屋でしたので、とてもよい感じで呑むことができました。中華、モツの脂をちょうどよく流してくれます。値段も300ml750円でしたので、リーズナブルですね。

今度はもう少し上のクラスの「あさ開」を呑んでみようと思います。

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